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漢方薬の話

最近漢方薬の話が少ないといわれてしまいました。昨日来院された漢方薬を取りに来る患者さんは統合失調症で薬をたくさんのんでいる。結婚して主治医に伝えたところ薬は減った。しかし、年末まではこのままでと言われ何とか漢方でと姫路市外から6月から受診中です。まず、切り口として便秘がちで精神疾患があるから桃核承気湯を処方した。それから補気・補血の薬を使用した。そうするとなんか元気な気がする。更によくばり補気・補血さらに活血作用がある薬を処方した。薬の名前は企業秘密です。味が悪いといわれ本の薬に戻した。そのときいわれた。「先生顔をみてお話しされますね」見てはいけなかったのだろうか?恐る恐る尋ねてみました。「顔を見てお話しすると不快ですか」パソコンばかり見ている先生多いですよ。ああよかった。そして、便秘の薬さいきんのんでませんね。最近便秘が治ったんです。なるほど補気すると元気になる。胃腸も動く。補血すると潤腸作用で大便が柔らかくなります。やはりこの方は気血両虚だったんですね。心と体は心身一如といいひとつのものです。気持ち良い運動するのが人生の基本ですが漢方には漢方薬の良さがあります。