便秘の新薬が出るそうです。薬屋さんが売り込みに来ましたが私のところに来られる方はみんな漢方薬を求めてこられますと断りました。漢方薬の妙味は腹圧や腸蠕動が弱い腸蠕動などの機能性便秘です。刺激性下剤はセンノサイドが入るという点では西洋薬に類似する。気を巡らす六君子湯、陽をめぐらす大建中湯、蠕動亢進作用がある芍薬の入った方剤例えば桂枝加芍薬湯、などたくさんのほうざいが存在します。芍薬には過緊張の平滑筋を弛緩し、緩んだ平滑筋を過度に緊張させる作用があります。当帰には潤腸作用があります。最近は赤字になるといわれて使っていませんが薬価収載「ウチダのコウイM」やマルツエキスも貴重な戦力です。適当な甘さを持っています。甘いものを適当に摂取すると補気します。補気しなければ理気できません。コウイMはうるち米からできている貴重品です。子供と老人そして虚弱体質の若い女性、アトピー性皮膚炎患者さんの体質改善には漢方薬で流れをつけて気を巡らせることです。アトピー患者さんは不登校になったり気が大変滞っています。漢方薬はエビ遺伝すレベルが低い。漢方単独で治してくれとかコントロールしてくれというのは極論です。アトピーならスキンケアをプロアクテイブ療法で続け、気管支喘息なら吸入ステロイドを用いることから始め、気道のリモデリングを予防することが大切です。