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保湿剤と手荒れ

寒い朝が続きます。手荒れが始まっているようです。保湿剤ほど好みの激しいものはありません。昨日もお二人の方から手が荒れると相談を受けました。処方的には尿素系はしみると嫌がられます。尿素系は水に溶けることが特徴です。石油を精製したのが低刺激で安全性が高いのがワセリンです。ワセリンで眼科用軟膏の基剤としても用いられるのがプロペトです。保険適応はないが石油から生成されるもう一つのワセリンがサンスクリーンです。酸化作用を受けにくいのが特徴です。ヘパリン類似物質は「ヘパリンとは別」という意味の類似です。親水基を多く持つ構造です。 尿素系とは尿素配合製剤という意味です。尿素は哺乳類、両生類の尿に含まれるタンパク質の代謝最終産物として親和性をもちます。後は紫雲膏がありました。漢方薬配合です。あったまります。紫根の色がつくため不人気です。ザーネもありました。手荒れは水仕事をすれば誰でもなります。後はステロイドの類です。目はドライアイ、皮膚はドライスキンの時期が参りました。