紫蘇が漢方薬に使われていることをご存知ですか?紫蘇の葉は漢方エキス製剤に用いられている部位です。漢方エキス製剤の参蘇飲や香蘇散の蘇は紫蘇からきています。紫蘇の葉は辛温解表薬です。つまり風邪薬です。紫蘇の茎は栄養素の通り道です。つまり、消化管の気を巡らし理気剤として使われます。紫蘇の種は紫蘇子と言います。紫蘇子は種がおちる様子を想像させるものです、上向きのベクトルを下げる働きつまり咳や便秘に応用されます。漢方エキス製剤にはありませんが三子養心湯という処方があります。紫蘇の根は人体の中では根本です。つまり、先天の本を想定するものです。薬用は主に赤い紫蘇が使われるようです。蘇葉の効能は発散解表、蘇梗の効能は理気・安胎です。青紫蘇は大葉と言われます。刺身のつまや薬味として用いられます。