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漢方エキス製剤で眼科に適応病名がある処方

漢方エキス製剤で眼科に適応病名があるものを調べてみました。すべてのメーカーで適応病名があるものはアレルギー性結膜炎です。そのくすりの名は小青龍湯です。後は会社により適応病名が違います。牛車腎気丸と八味地黄丸が「老人のかすみ目」です。充血はコタローの苓桂朮甘湯、急性結膜炎・フリクテン性結膜炎・翼状片は越婢加朮湯、角膜炎・結膜炎は葛根湯、眼精疲労は桂枝加竜骨牡蠣湯があげられます。会社によりまったく適応症が違います。小青龍湯はあとから付け足したそうですから別格です。なぜこんなに会社により適応症が眼科領域は違うのでしょうか?こんなに方剤と病名が一致しないとエビデンスレベルが低いですね。