「眼精疲労と漢方診療」について書くよう依頼を受けていろいろ調べてみました。調節性眼精疲労、筋性眼精、不等像性、症候性、神経性の5つにわかれます。そのなかで疲労眼精疲労で幅を利かせているのが調節性眼精疲労です。老眼で疲れる、斜視で疲れるなど多くの疲れを調節性眼精疲労といいます。普通に考えますとまず、めがねが適切か?コンタクトレンズが適切か?能力以上の仕事をされていないか?等西洋医学的診察と治療を優先する。原因から考えると視器に関するもの、外環境に関するもの、内環境あるいは心的要因に関するものの3つにわけられる。視器とは目そのもの、外環境とはクーラーやVDT、生体のサーカディアンリズムなどです。内環境とはむちうちや頭蓋内疾患心的要因とは虚弱体質、神経質、受験生などです。まずは漢方薬ありきではありません。まずは原因の究明です。眼精疲労は内科、産婦人科、脳神経外科、耳鼻咽喉科などいろいろな診療科の病気と関係することもあります。漢方薬は最後だと思いますが如何でしょうか?しかし、依頼を受けた以上書かなければいけません。