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萎縮型加齢黄斑変性

加齢黄斑変性は高額な治療費がかかる疾患です。しかし、治療しなくてもよいゆっくり進行する加齢黄斑変性症があります。加齢黄斑変性の中の萎縮型というものです。何が委縮するかというと網膜色素上皮細胞が委縮します。網膜色素上皮細胞とブルッフ膜の間に黄白色の物質がたまります。久山町スタデイでは50歳以上の日本人の100人に1人は加齢黄斑変性症と診断されています。滲出型黄斑変性症は高額で未認可の薬を用いたりする必要があります。萎縮型の黄斑変性症は何もしなくてよいと考えるか何もできないと考えるか?受け止め方の違いです。アメリカでは200万人の高度視覚障碍者がおられます。2020年には300万人にも及びます。黄斑変性症に関する久山町の疫学調査によりますと煙草が悪い、喫煙が唯一有意差があることが判明しました。そこで手を出したくなるのがサプリメントです。サプリメントの講習会も行きますが決して患者さんにお勧めは致しません。漢方薬にもEBMはありません。今から急病センターです。一日頑張ってきます。