女性に良くある皮膚疾患の漢方治療という講演会に参加させていただきました。大変盛況でした。黄色い生薬をよくお使いになる先生だなあと思いました。黄連、黄芩、黄檗のことです。わたくしはできるだけ黄色い生薬の配合された処方は間質性肺炎が怖いので使用しません。間質性肺炎は乾いた咳が出て発熱する病態です。更に漢方薬で起こりうる副作用では肝機能障害があります。温清飲とか黄連解毒湯です。清熱解毒薬に生薬学では属する薬です。冷やすため皮膚科領域ではよく用いられますが冷やしながら皮膚をはじめ全身を乾かします。そして乾燥させます。しかし、外用薬の使い方もお上手なようで漢方治療の前後の写真を見せていただき目からうろこでした。しかし、そばでもアレルギーは出る。アナフィラキシーショックも起こる。アナフィラキシーは予防接種だけではありません。最近、アナフィラキシー一歩手前の方がお越しになった。ロキソニンで夜10時に喉がイガイガ、顔面は発赤腫脹朝一番に駆け込んでこられました。今、規制緩和でロキソニンSはOTC薬として発売されています。どんな薬も食べ物もアレルギー機序を介した副作用があります。