お屠蘇気分で有名なお屠蘇は漢方薬です。お屠蘇と言ってもわからない人が増えた今日この頃です。お屠蘇に入っている生薬は会社により違うようです。松浦薬業さんのものには陳皮、おけらこと白朮、桔梗、浜防風、山椒、桂皮だそうです。松浦薬業さんの屠蘇散は300mlのお酒に一晩つけます。更に元旦の朝家族そろってのみ、家族の健康・幸せを祈ります。お屠蘇は正月の薬酒です。「迎えた一年家族に大病・大過がないように、笑顔で今年も迎えられるように」の願いがこもったものです。わたくしの実家の寺院でも檀家さんにお配りしています。飲酒ですので未成年者は舐めるくらいでしょうか?三国志の時代の中国の名医華佗が作った処方とされています。正月のために創られたものではありません。そのあと各所で違う処方が作られました。「蘇という鬼を体外へ追い出し屠るための薬」です。家族のみならず近隣の方の健康を願ってお屠蘇を飲むそうです。