ブレイクアップタイムつまりBUTとはフルオレセイン染色を行い涙液を可視化するなかで行う検査です。細隙灯顕微鏡下でまぶたを開けた状態で角膜上にドライスポットができるまでの時間を測定するものです。BUTは5秒以下が異常値です。10秒以上が正常値です。かっては難病でブレイクアップするかということばかり話題に上りましたが最近は時間つまりBUTのみならずブレイクアップの形にも注目されるようになっております。線状のブレイクアップは涙液量の減少、丸いブレイクアップは涙液の質の不良です。丸いドライアイはBUT短縮型ドライアイで見られる。涙液の安定性の低下は涙液のムチン層・油層の異常です。VDT作業者に多いとされる。BUT短縮型ドライアイは他覚的所見は軽いが自覚症状は強い。