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PAD

PADは末梢血管閉塞性疾患のことです。PADNに対する動脈硬化の指標として簡易な物には頸動脈エコー、PWV,ABI,微量尿アルブミンなどがあります。PADに対するこれらの検査でDOPPLer血流計がGOLDEN STANDARDです。誤差が少ない、再現性がよい、測定環境による影響が少ない、安価などの理由です。PADがある人では冠状動脈疾患や脳血管障害のリスクが高くなります。日本における死亡原因は31パーセントつまり3人に1人は悪性腫瘍です。16パーセントが冠状動脈疾患、11パーセントが脳血管障害、他の血管障害が2パーセントとなっておりこれまた3人に1人は血管の障害つまり閉塞や出血でで亡くなられておられることになります。PADはfontaine分類の一度は無症状、二度は間欠性跛行、三度は安静時疼痛、四度は壊死です。PADの死亡原因は心臓病、脳血管障害、その他の血管障害の順です。LipoPGE1の注射がよく効きますが三度の安静時疼痛以上の症状に適応があります。そこで内服でよいか?専門施設に患者さんをご紹介いたしました。手術の適応はないだろうか?ドキドキしましたがむしろ内服薬の適応だといわれました。ああよかったと思ったのはわたしだけでなんで注射してくれないのかと怒っておられました。世の中難しい。厳密に言えば専門医から勧められた内服薬のプレタールも「と書いてあるから安静時疼痛」FOTTAINE分類の3度以上です。