アレルギー領域のスイッチOTC化が急速に進んでいます。しかし、問題点はアレルギー分野では眠気で交通事故を起こしたときの責任問題です。薬剤師が責任を負うことになれば薬剤師はスイッチOTCに反対の立場になります。生活習慣病ではエパデールの「高中性脂肪血症」に対しT社等がスイッチOTCを計画しています。しかし中性脂肪が高いか低いかは検診機関か医療機関で採決をしなくてはならない。原案では中性脂肪150mgから300mgも人で糖尿病や高血圧がない人に薬剤師が販売することになっている。背景因子としては6年制の薬剤師が2012年からいよいよ出てきていることさらには医療費抑制への試金石との考え方もある。スイッチOTCへの流れは確実に進行している。日本薬学会はαーGIもスイッチOTCの候補として挙げているようです。少子高齢化の中生活保護の方が先発品の高い薬を服用し働き盛りの方は時間がないからOTC薬を服用する。何かおかしい世の中である。OTCのエパデールを飲んで胃潰瘍で吐血した時もまた大きな問題です。だれの責任になるのか?