マイコプラズマ肺炎が昨年はやりました。バロセルナオリンピックあたりまではオリンピック病といわれていましたがその後はオリンピック病ではなかったそうそうです。マイコプラズマといえばマクロライド系抗生物質が大変有効です。しかし、直前にマクロライド系抗生物質を用いるとマイコプラズマに対する効果が落ちるそうです。点眼薬も同じですが今ある厚生物質をいかに使うか?これは大きな課題です、新しいものは今後開発予定が少ないようです。点眼薬にするには水との相性が大切なようです。大人のマイコプラズマ感染症は新しいニューキノロンやミノマイシンが使える為あまり問題になりません。ミノマイシンは歯牙エナメル質が8歳くらいで形成され為8歳以下はミノマイシンは使えないそうです。ジェニナックのようなキノロンは小児適用がありません。LAMP法の普及によりマイコプラズマ感染症の診断は容易になっているそうです。IgM抗体を測定しても比較的長く陽性に出る為あてにならないこともあるそうです。マクロライド感受性の場合も48時間から72時間陽性にならない。マクロライド耐性マイコプラズマ感染症は重症化しにくいといわれています。耐性菌を作らぬ抗菌薬の使い方は大切です。