CRPSとは複合性局所疼痛症候群のことをさします。以前ははRSDと呼ばれていました。Refrex Sympathetic Pain Syndoromeと呼ばれいたようです。CRPSをご存知のかたはかなり疼痛医療にお詳しい方でしょう。生活習慣病では採血が必須です。採血の時の静脈穿刺で痛みが残る経験をなさったことはありませんか?採血6000回に一回正中神経の損傷がおこるそうです。CRPSは太い神経ではなく細い神経ですCRPSを避けることは不可抗力のようです。なぜなら血管と伴走する神経は細いし見えません。患者さんが痛いと言っているのに「気のせいですよと突き放したり」この時おこる痛みを「そんなもん治るから大丈夫」といった態度をとることから誘発されることもあるようです。血管と違い見えない神経を避けるのは無理です。全身麻酔下での静脈穿刺ではCRPSを発症することはないとされています。採血は肘で行うことが多いと思います。可能であれば肘の小指側で採血を避ける方がよいとされています。考えられていることは細やかな対応、精神的な対応が必要であるとされています。