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緑内障は超慢性疾患

緑内障は超慢性疾患です。一晩で失明する病気ではありません。孔子の言葉「我15にして学に志」これは耳から離れない言葉です。然し十五歳で勉強を始めても遅いような気がする。「三十にして立つ」「四十にして惑わず」「五十にして天命を待つ」「六十にして耳順」「七十にして心の欲するところに従っても矩をこえず。」平均余命が違う現代においてこの通りは行きません。50歳になり天命を待つ境地に至る余裕がある人は少ないとおもいます。平均余命は平均寿命に5歳たしたものです。沖縄ですと90歳ということになります。70歳でおしまいの孔子の文章は20歳倉加えるとよいのかと考えます。先日、R大学の眼科のS教授のご講演を拝聴いたしましたが教授ですが人格を感じる方で友人の話では素晴らしい人らしいです。緑内障は超高齢社会の下で眼科では数少ない超慢性疾患です。眼科での在宅医療ははっきり言って遅れています。在総診も普通は内科や外科のクリニックの主治医が算定してしまいます。すると眼科には緊急の往診の概念しか残りません。つまり、眼科疾患特に緑内障は大変多い病気です。しかし、緑内障を定期的に管理するという考えは厚生労働省や厚生局にはありません。また、緑内障を管理するには視野が検査出来ないとなかなか難しいものがあります。孔子の言葉には「過ぎたるはなお及ばざるがごとし」というのがあります。「度が過ぎることは足りないことと同じくらい良くない」だそうですよ。