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これからのアレルギー治療

これからどのようなアレルギー薬が生まれるでしょう。アレジオンやアレグラなどの薬はスイッチOTC化されています。抗アレルギー薬はスイッチOTCの急先鋒です。TNF-αは関節リウマチには有効です。しかし気管支喘息では発がん性や自然免疫のバランスを崩すなど課題もあるようです。抗IgE抗体はノンレスポンダーつまり全く聞かない人はいるという問題がある高価な薬である。然し抗体療法で最も有効なのはIgEでしょう。IL-4、IL-5、IL-13、TNF-αが候補ですがTNF-αは喘息、IL-5はhypereosinophiric syndromeには有用だそうですが他はなかなか厳しいようです。舌下免疫療法つまりSLITはIgG4が増えるのが課題です。他の免疫への影響が懸念されます。更にはSCITを含めALLERGEN VACCINEのLOT番号による差が問題です。なかなか画期的な新薬はなさそうな気がしますが今後どうなるでしょうか?アレルギー疾患は増える一方です。アレルギーの人に薬を使うということは言ってのリスクを背負うのではないでしょうか?漢方薬も捨てがたい。