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虫と皮膚炎

今日新しい本が届きました。兵庫医科大学皮膚科准教授の夏秋優先生の著書です。Dr夏秋の臨床図鑑「虫と皮膚炎」という本です。「虫と皮膚炎」の出版社は秀潤者です。夏秋先生は兵庫医科大学卓球部の大先輩です。写真がとにかくきれい。すばらしい本です。夏秋先生は理論派です。医学だけではなく卓球にも理論があります。モーメントやベクトルが卓球の指導を受けると出てきます。要するに小さくコンパクトなスイングでスマッシュするのとと大きくスマッシュするのとではどちらがよいかという世界です。漢方薬の講演でも大変理論的なので好評です。たとえば漢方薬が効いたか効かないという判断をどのよう下すか?難しいところです。漢方薬が有効であったという報告の中で間違いがある。例えば自然に治るべき時期に漢方薬をたまたま投与した。これを漢方薬で治したと勘違いしてはいけないと説かれていました。確かに起こりうる話だと思います。逆もあります。たいへんな難病で漢方薬の適応外の病気が治らないから漢方薬はインチキだ。初めから治るはずがないのでインチキではないという話です。今度は漢方薬の書籍を書いてください。夏秋先生。