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祛風湿

祛風湿とは漢方の用語です。例えば関節リウマチは風湿と風寒がくっついた風寒湿邪や風熱と風湿がくっついた風熱湿が原因です。風邪は西洋医学ではかぜですが東洋医学ではふうじゃと読みます。ふうじゃは単独では存在せず寒か熱とひっつきます。かぜをひくとは「ふうじゃ」がからだに侵入することです。傷寒の邪は太陽病期には首から、温病の邪は衛分ではのどから侵入します。のどが痛くなるのは温病の邪の侵入の可能性があります。だから葛根湯加桔梗石膏という組み合わせや荊芥連翹湯加桔梗石膏という組み合わせができます。梅雨明けしましたが湿邪がひどい状態です。温病ではいまは湿熱がひどい状態です。漢方エキス製剤では湿熱といえば茵蔯蒿の入った処方を思い出します。何せ毎日この暑さです。みんなばてばてです。明日から期末考査ですがさっぱり勉強しませんわが子です。化学式ではアンモ二アもアンモニウムイオンも同じです。人の不幸で生きる医師という人種はきっと患者さんが増えます。世の中湿邪と熱邪でやられていきそうです。コーラーは弱めで節電を心がけますが患者さんは診察時間短いのまたとくに歩いてきて汗をかくかんじゃさんはにぎやかです。こちらがクーラーの寒邪でクーラー病になりそうです。今日も暑い何でも熱中症と診断しそうです。