産業医学の世界ではMSDSは非常に重要視されています。「未知の化学物質の調べ方についての調べ方について」エル大阪で行われたはじめての労働衛生コンサルタントの口述試験で関東の産業医学の御高名なT教授から質問を受けMSDSと嬉しそうに答えたのが昨日のようです。試験の時、「それから、それから」と立て続けにご質問を受け全く手がでなかった。T教授はMSDSではなく「インターネットで検索」という答えを求めておられたそうです。約10年前でしたので答えはねえ「インターネット」ですよお。そしたら終わりますといわれ時代の流れを感じました。先日外来にメチルアルコールが目に入ったという人がお越しになりました。思わずメチルアルコールMSDSと入力しました。有機化合物にはどうもPHという概念がないそうです。その後もい色々化学物質が目に入った方お越しになるたびにインターネットで検索している。MSDSはピクトグラムといい絵文字を用いています。絵文字には多くの利点があります。ひとつは字が読めない人でもわかることです。病院を紹介するときも変わりました。先方の医療機関の地図がなくてもナビがあります。ネットで地図を出すこともできます。ダニキラーが目に入った方もお越しになりました。これも主成分をMSDSで調べました。