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瘀血

瘀血はおけつと読みます。瘀血とは血の流れの悪いことです。中医学では血瘀といいます。子宮筋腫のような塊は瘀血です。知り合いの女医さんが西川君舌診てよというからいうから見せていただきました。瘀点があります。紫色の小さな点です。瘀血がこの先生にはあります。先生はお子さん三人のお母さんでもあります。後は舌が出せない。これは気虚の所見と考えました。そして西洋医学的には貧血と高脂血症があるそうです。ご自分では十全大補湯を飲みたいがあってるかどうかというのが相談の趣旨でした。補気の四君子湯と補血の四物湯に桂皮と黄耆が入ってます。これでもよいがおけつに対する配慮がありません。ちょっと違うなあと思ったけど相手は有資格者どうしよう。なんかホルモン剤も飲んでいるそうだ。漢方薬の考えからすると瘀血にホルモン剤はあかんやろうと思ったがなんてせつめいしたらよいか?研究会の休憩時間にそんなこと言われてもこちらもコーヒー飲みたいしそれでいいんじゃない取りあえずと言ってお別れしました。恐ろしいほど口から舌が出せません。ピルでもそうですが血栓の原因になります。温経湯加なんかで月経のサイクルを調整したらよいのになあと今考えています。巡らせることは非常に大切です。医療従事者は手帳で処方しすぎる。逆に私の処方は手帳を使わないからみんなびっくりする。