アレジオン点眼液が12月に発売されます。間違いなく売れます。アレジオン点眼液はH1ブロッカーとメイデイエータ―遊離抑制作用の両方を有しています。アレジオン点眼液はカナダですでに発売されていると聞きます。人の涙液はPH7.4です。アレジオン点眼液のPHは6.7から7.3、浸透圧は1です。点眼液がしみるかしみないかは服薬アドヒアランスにおいて大切です。それは発売元の製薬会社の企業力です。水に強い会社といえばこの会社とオロナミンCの会社です。水に溶かして高濃度の薬を肝代謝など関係なく目に直接ふりかける。内服薬と異なりCYPが関係ないから内服薬とは全く違う薬の効果が期待できる。今は別の薬が大きなシェアを占めているようです。私も使いますが眼科以外の診療科で多く処方されています。BAKの濃度も大切です。アレルギーの人が使うのですから本来BAKを含むすべての添加物が入っていないことが大切です。しかし最近毎日私のクリニックにたくさん電話がありますがチメロサールフリーのインフルエンザワクチンにもいろいろな添加物が入っています。PFやNPという点眼液もBAKが入っていないだけのことです。浸透圧やPHを調節する緩衝剤は必ず入っています。当直で尿路感染症の患者さんが来られて起こされてしまったのでブログがかけました。