大雪の原因は低気圧だそうです。低気圧と漢方薬。どのような関係があるのでしょうか?低気圧の接近が腰の具合などで分かる人がいます。そんな人にぴったりの漢方薬が五苓散です。多分便秘の方には向きません。柴苓湯も同じです。猪苓湯は阿膠が入っており血虚に対する配慮があります。気を巡らし津液を動かすには二陳湯があります。日本語では水つまり気血水です。しかし中医学では軽いものから順番で気津液血です。日本漢方の水は中医学では津液が生理的に役立つもの痰や湿は悪いものとされています。役立たない水とト役立つ水が体の内にも外にも存在しています。この度の大雪で病気が悪くなられた方は風寒湿邪が入った状態です。風寒湿邪には麻黄が入っている処方を用いることが多い。風湿熱邪はもう少し暖かくなった状態で入ってきます。同じ麻杏甘石湯でも傷寒論のものと温病学では麻黄と石膏の比が違う。石膏を多くすれば温病学の麻黄甘石湯です。桔梗石膏のエキスを加えたらよい。エキス剤で最も麻黄が多い越卑加朮湯も同じです。邪を追い出すのは汗、大便、小便を出すことです。江戸時代は吐く事も選択肢でした。