蛾は重要な昆虫アレルゲンです。以前気管支喘息のコメントを求められた時、蛾について書いたら何の関係があるといわれてしかられました。蛾はダニに次いで重要な室内アレルゲンです。屋内で食品に発生するメイガ衣類に発生する衣蛾などがあるそうです。認知度は低いが実はRASTを測定するときダニに加えて蛾やゴキブリを測定することは気管支喘息やアレルギー性鼻炎の重要な原因検索にになります。秋は昆虫アレルギーの重要な季節です。春から秋は蛾のアレルゲン量が増えるそうです。例えば蓋付きのごみ箱冷蔵庫の隙間の掃除などの対策があります。キッチンならゴキブリやメイガです。寝室は衣蛾、カーテンや布団を定期的に洗う。リビングはユスリカや蛾です。照明機器の定期的な掃除や窓に網戸をつける。など対策があります。蛾のRASTを採血で調べるとかなり多くの方が陽性になります。RASTでは何とHDとダニ次がスギそして蛾の陽性率がその次にでてきます。私も西川病院時代RASTを調べるすべての方に蛾を追加したところ凄い陽性率でした。