花粉症に対して花粉飛散予測の2週間くらい前から抗アレルギー薬を投与することを初期治療とか初期療法といいます。一方最近の第2世代や第三世代の抗アレルギー薬は内服・点眼・点鼻の剤型は問わず効果発現までの立ち上がりが早い。だから初期療法は不要であるという論文が半分初期両方が有効であったという論文が半分どちらか結論は出ていないと私は認識しています。アレジオン点眼液が売れるのは間違いない。企業力と製品力さらに防腐剤などの添加物等目に見えない効果が期待できます。ただ少しお値段が詰まり薬価が気になります。第3相試験でオロパタジン塩酸塩に足して非劣性であった。第三層試験で非劣性でなぜ薬価がオロパタジン塩酸塩に対して高薬価なのでしょう。添加物にたいする評価あるいは臨床試験の仕方が誘発試験であったことに対する評価いろいろ考えられます。まあステロイド点眼液が嫌いな方は初期療法を行い、点眼が大嫌いな方或いは薬の服用がお嫌いな方はステロイドで急場はしのぎ落ち着いたら抗アレルギー薬を用いるとよい。色々な方がおられます。