舌下免疫療法の新薬シダトレンが発売延期になった。鳥居薬品のシダトレンの薬価収載が遅れる背景にはシダトレンの薬価が低く厚生労働省と折り合わなかった。これが真実のようです。マスコミがそろそろ取り上げていたのでワンクッション置くという意味でよかったと思うのはわたしだけでしょうか?まだ講習を受けた医師が少ない。一時的にバブルを起こすかなと心配していました。期待されていた方には残念ですが開発費をかけた割には厚生労働省の評価が低かったということです。このように薬価が低く発売時期が遅れることは珍しいことではありません。一見患者さん軽視に見えますが講習を受けた医師が増えてからの方がより良い医療を行えると思います。十分説明してからでないと最初の数回だけ患者さんが殺到することになります。3から5年継続が必要な治療です。当初一年間は2週間に一度の受診を必要とします。殆どの人が続く訳がない。先日など県立こども病院の処方箋を私のクリニックへ持参された方がいる。調剤薬局と医療機関の違いが判らない、ドラッグストアと医療機関での保険診療との違いが判らぬ患者さんがおられるのが現実です。