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後発白内障

後発白内障は白内障手術でIOLがずれないように残した後嚢に混濁が生じた状態です。白内障手術をして思ったほど見えないときや白内障手術の直後は見えたが次第に見えなくなったとき行うものです。後発白内障に対してYAG LASERを施行して元通り見えるとホッとします。一方、YAG LASERを施行しても見えなかったらがっかりです。もう後がない。先日も後発発白内障に対するYAG LASERを用いた後発白内障切開術で視力が0.5までは回復したが萎縮型黄斑変性症のためみえない方に出会った。病気は一つとは限りません。後発白内障に対するレーザーで遅発感染を誘発することがある。たかがレーザーだから安全と思いがちだが色々ある。後嚢とIOLの間に弱毒菌が潜んでいることがある。眼科のレーザー手術は4月の診療報酬改定で大きく値下がりしました。白内障手術の保険点数を守るためレーザーは大きく減点したと考えられています。将来が暗い眼科です。眼科には指導料がない、慢性疾患がない、冬になると患者さんが減る。眼科の研修医が激減している。コンタクトレンズも眼科専門医の手を離れどっかへ行ってしまった。