イソプロピルウノプロストン点眼液は抗VEGF抗体に次ぐ期待とポテンシャルを秘めた薬です。イソプロピルウノプロストン点眼液はPG関連薬とされていましたが今は網膜色素変性症の薬となるポテンシャルを有するためPG関連薬から外れました。網膜色素変性症に対する漢方治療を求める患者さんは多い。しかし、まとまったEBMを有する者は漢方薬にはない。イソプロピルウノプロストン点眼液は本来緑内障の薬でしたがエンドセリンにより血管平滑筋を弛緩させ網脈絡膜循環改善作用を有することからまたアポトーシスを抑制することから視細胞保護効果があります。2相性試験で網膜中心感度の改善を認めた。第3相性試験が現在行われている。網膜色素変性症の期待の薬です。イソプロピルウノプロストンなら抗VEGF抗体と異なり眼科の医療費を圧迫することもないでしょう。イソプロピルウノプロストンは商品名がレスキュラです。現在のアステラス製薬昔の藤沢が販売していた薬です。ラタノプロストの出現とともに去ってゆきました。世界初の網膜色素変性症の点眼液が発売に至るでしょうか。