口渇の漢方治療を希望する方お越しになりました、シェーグレン症候群ではないそうです。服用していた漢方薬は柴胡桂枝乾姜湯と八味地黄丸の合方です。肝と腎の薬です。柴胡桂枝乾姜湯は難しい薬です。他の柴胡剤とは一線画するほうざいです。私なら潤すとか冷やすとかを考えてしまいます。五苓散も口渇に使う方剤です。気化作用があるのが五苓散です。蒸謄気化とは桂皮の働きです、気化作用とは水蒸気のように水を下から上に蒸発させることです。腎の働きが不足している状態です、口が渇くのには口乾と口渇があります。渇くが飲みたくない。渇いてたくさん飲みたい。いずれかの状態化です。飲みたいか飲みたくないか漢方では大きな違いです。西洋医学の論理なら体の水分量の不足を主に議論して水の偏在化を議論することはない。しかし漢方薬はバランスの医学である。五苓散が利尿薬ではなくリスいやであるという薬学部の教授の昔の実験は???です。なぜなら陰虚の傾向がある糖尿病の患者さんに五苓散を処方すると必ず便秘になる。そんなにうまい具合に調節するような都合の良い薬は漢方薬にもない。西洋薬にないいよい味出しています。