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エビリファイと炭酸リチウムそして漢方薬

エビリファイと炭酸リチウムを子供の心の問題に使いたいと思う保護者はいないと思う。エビリファイがいくら良い薬でも漢方薬で何とかしてくれと思う。そんな思いが第14回小児漢方懇話会にこもっていたような気がする。ほとんど小児科の医師だと思うが大学の小児外科の教授や精神科の医師も参加していたと思います。しかし、急性期のものでもなんでも漢方薬というのも困る。アトピー性皮膚炎でも漢方薬単剤でと言われると困ってしまう。先日もあったがアトピー性皮膚炎で漢方薬単独と言われましたがガイドラインがある病気では漢方薬単独治療は医事紛争になると大変弱い。添付文書やガイドラインは強い。いずれにしても薬からの離脱は難しい。子供の薬の問題は薬は治療の優先順位としては後です。しかし現代の日本の医療としては薬を飲まないなら来なくてよいといわれます。保険診療を行う上で投薬がない患者さんは手がかかりお金にならない。指導は診療報酬につながらない。小児科領域の専門書は小児薬証直訣で、保嬰撮要は抑肝散の母子同服で有名です。夜泣きについては備色千金要方に記載があります。漢方薬が飲めない子供さんも多い、飲めても効くかどうかわからない。