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レボフロキサシン点眼液の乱用

私は不要不急のクラビット点眼液1.5は使わないようにしております。担当MRさんから最近クラビット1.5をお使いではありませんねと先日言われました。そもそもオフロキサシンとレボフロキサシンの違いはAQCMAXの差であった、つまりAQCMAXが眼内移行性の違いです。レボフロキサシン点眼液はAQCMAXが優れています。オフロキサシンつまりタリビット点眼液は当時ロメフロキサシンつまりロメバクトに対して防腐剤フリーという利点を有していたが眼内移行性が悪いことがネックであった。レボフロキサシンは濃度依存性の薬です。つまり頻回点眼は行っても意味がありません。βラクタマーゼ阻害薬のような時間依存性の薬とすみわけをしっかり行うべきです。眼科でもジェネリックのレボフロキサシン1.5点眼液を薬価が一本150円だというので乱用する医師がいます。よく聞いて当たり前です、私の経験では眼科で点眼薬だからとキノロンを使うと喀痰や尿路感染で培養するとすべてRつまりRESISTANCEとかえってきます。広域スペクトラムの期のロンが効かないのは痛い。夏に老人で意識障害があればあるいは朝だけ眼脂が出て当たり前です。不要不急のレボフロキサシンを長期に使わないようにしないと眼科から多剤耐性菌を作ることになります。ジェネリック医薬品しか入っていない療養型病床やその他クラビット500が入っていない医療機関をPK/PD理論を第一三共さんがもっとすべての医師に啓発することを期待します。それでもだめならレボフロキサシン100は発売停止にすればよい。気のロンはすべて時間依存性ではないから頻回点眼は耐性菌を作る。白内障をはじめとする内眼手術の点眼期間は短くするべきです。レボフロキサシン100mgを3錠分3毎食後はやめて5錠分1できるだけ少ない日数です。