人参と言っても赤い人参とは限りません。漢方薬の世界で参がつく生薬を考えてみました。人参、紅参、太子参、田七人参、党参、西洋人参といろいろあります。人参にはいろいろなものがあります。八百屋やスーパーにうっている人参はせり科の人参です。時代劇で登場する人参はウコギ科の人参です。全く違うものです。ちなみにスーパーマーケットのせり科の人参は糖質制限食では引っかかるそうです。西洋人参というがありますが八百屋で打っているものは西洋人参ではありません。西洋人参は暑い夏バテにぴったりの人参ですつまり補陰する働きを有しています。もちろん保険適応はありません。私は骨折して田七人参を服用してみました。三田七、田七などいろいろな呼称があります。ベトナム戦争でアメリカ人の兵隊がけがをしたときに用いて田七人参は有名になった。止血作用と活血作用が両方あることが特徴です。一味丹参はその効が四物湯に等しいとされています。中国では人参は党参がよく使われるそうです、価格が関係しているそうです。夏休みも半分終わりました。夏バテには人参と思われるかもしません、人参単独では漢方薬ではありません。補気すだけではだめです、めぐらせなければなりません。つまり漢方エキス製剤として服用する必要があります。