泌尿器科の勉強に県の医師会館へ行ってきました。BPHや神経因性膀胱は生活習慣病つまり虚血とと関係があるかもしれないそうです。講師の先生が御参加の医師の中にも該当する医師がおられると思いますといっておられましたが女性医師の参加が大変少なく男性医師の参加が非常に多かった。しかし女性泌尿器科の話が一番感心深い話でした。難治性尿失禁に対する治療という基調講演のタイトルでした。α1遮断薬は尿道を広げる抗コリン薬は膀胱の押し出す力を増強させる。この二つの薬が泌尿器科では基本だそうです。OAB810万人、尿意切迫1800万人、尿失禁2100万人もおられるそうです。抗コリン薬はPACGは禁忌、BPHは要注意便秘の悪化に注意しながら用いるとのことでした。腹圧性尿失禁は経産婦では50パーセントに見られ女性特有の骨盤構造に関係が深い。お椀のように支える骨盤底筋群の筋力低下が大きく関係します。男性ではBPHがあり腹圧性の尿失禁は起こりにくい。くしゃみ、坂道を下る、重い物を持ち上げるなど原因が分かっていることが多いようです。骨盤底筋体操は腹筋を鍛えるのではないそうです。腹筋を鍛えると尿漏れが悪化するそうです。β刺激薬と抗コリン薬が薬物治療だそうです。