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たかが咳されど咳

たかが咳されど咳という川崎医科大学の准教授の講演を聞きました。慢性咳嗽ガイドラインができたり話題の領域です。百日咳は診断が大変難しい。更に11,12歳での予防接種が2種混合ワクチンなので16歳以降で百日咳は増える。CVAにはべネトリンのネブライザー吸入を15分間施行して有効ならCVAと考えるそうです。市中肺炎のemperic therapyにはニューキノロンとメロペネムはつかない方向にあるそうです。点眼薬ではニューキノロンしか使われていません。開発も?海外にはジスロマックの点眼液があると聞くが日本ではエリスマイシン点眼液しかありません。キノロンはすぐに耐性菌を作る。しかし点眼液には水に溶けやすいキノロンしかありません。嫌気性キノロンの中でGRNXとSTFXは点眼液にはないがGFLX・MFLXは点眼液としてある。インフルエンザ菌は気のロン間で有効性に差が無いそうです。抗菌薬の前進投与に対する効果を見るにはNSAIDsは頓服で使用し抗生物質の効果を見るとよいそうです。2週間以上続く感染性の咳ではマイコプラズマ、クラミジア、百日咳などがあります。百日咳の診断は極めて難しい。上気道症状の選考が55パーセント、鼻より咳の症状、16から40歳、5から9月、ICSに対する反応が悪い、軌道過敏性のマーカーFeNOが正常であることなどが考えられるそうです。私のクリニックを訪れる患者さんに対して慢性咳嗽には漢方薬がかなり有効です。百日咳には麦門冬湯は無効ですが感染後咳嗽には麦門冬湯は有効です。