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めばちこ

今年初めての患者さんはめばちこでした、内科でクラビット1.5を処方されたがよくならないとのことでした。麦粒腫が医学用語とするならば「めばちこ」は関西の方言です。関東ではものもらいです。年末になりめばちこが多い。OTCの抗菌点眼液で治ればよいがなかなか治らないでしょう。私今日診察来なかったらどうなりましたかと質問いただきましたが私は占い師さんではありません。「たら」という質問は医学での世界では禁忌だと思います。麻黄の入った漢方薬も有効な可能性があります。まずは患者さんご自身が養生するかどうか?年末で残業続きなら治らないでしょう。病気を治すには自然に治るものと治らないものがある。子供さんには処方しないがめばちこには補剤を大人の方には追加します。或いは肩こりに効く漢方薬で発表つまり汗をかくこと理気薬を用いて津液や痰や飲を除く、さらにオレキシン受容体拮抗薬で寝るのも一つです。ベンゾジアゼピンや非ベンゾジアゼピンと異なり寝入りはいまいちだが自然な眠りを誘ってくれる。依存症や耐性に対して安全そうに思う。年末には必ずめばちこが増える。みんな子供は行事で疲れている。大人は仕事でヘロヘロです。私は医師国保なので自家診療できないからどこかの医療機関へ行かないと処方箋がもらえません不便な保険証です。兵庫県病院厚生年金基金が解散するそうですね、老後なんて誰もわかりません。年5パーセントで増えてゆくなんて夢物語が続くはずがありません。現時点では試算も今はできないそうです。ああ老後がますます不安です。兵庫県病院厚生年金基金は運用がよいと聞いていましたがこれだけ病院が減ったらあかんわね。