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舌診

四診をご存知ですか?望聞問切のことです。漢方薬を処方する或いは体質改善のため舌を診るつまり診察するのは舌診です。望聞問切診は東洋医学的診察の方法です。口内炎になったらどうすか?まずはステロイドのアフタッチやケナログを使ってみる。漢方薬で何とかといわれたら桔梗石膏か半夏瀉心湯を処方してみる。時に舌癌ということもあるなんてマスコミはいいます。私の場合は漢方薬を処方するときに行う四診の一つとして舌診を行う。歯が当たる、激辛のものを多くとるのも悪い。疲れのバロメーター、ビタミン不足つまり緑黄色野菜の摂取不足、うがいをする。民間療法では蜂蜜を塗るというのもある。舌には血流が多いので全身状態を表すという考えもある。舌は体の上部にあるから本当かなとも思います。舌苔がついている。苔が黄色い消化器症状のこともある。ストレスでも大きく変わる。歯痕は水分代謝の低下や消化器症状を表す。舌が水分過剰で腫れている、裂紋というのもある。地図状舌は赤いところの血行が悪いことを表す、自律神経の過緊張です。ストレスがかかっている証拠です。舌苔は防御反応です。舌苔を取り除くことは明治時代からあるそうです。新見正則先生の書物に一回の診察で10分以上かけてはいけないと記載されていました。患者さんは覚えていないそうです。回数来てもらって初めて漢方診療なんだ。幸い漢方の保険診療はとても安い、駅前のどこまで見ているかどうかわからないが患者さんは診てもらった気になっているコンタクトレンズ診療よりもさらに安い。