いよいよベルソムラが発売されました。睡眠薬の多剤併用は何が悪いから10月から診療報酬で減産されたのでしょうか?高齢者は6時間睡眠をとればよいのに途中覚醒したらすごく気になさる高齢者の方が多い。中途覚醒するからと睡眠薬を併用する。長短時間作用型と中間型、最近多く見るのはデパスとマイスリーです。折角筋弛緩作用が少ないマイスリーを使っているのにデパスで筋肉が緩むと骨折する、寝ぼけて転倒する。10月から向精神薬の3剤以上の併用に減算が適応されるようになりました。メラトニン受容体作動薬・オレキシン受容体拮抗薬は日本では向精神薬に入らない。あまり下では違うようです。睡眠薬が日本では安くて簡単に手に入る。保険がない国では抗ヒスタミン薬つまりドリエルのようなものを睡眠薬代わりに使うそうです。今のところ作用機序が違う薬の多剤併用はよいそうです。しかし、ベルソムラには臨床治験の52週にわたるデータがないみたいです。反跳性不眠を考えたら他の薬と併用ということになる。ベルソムラは一日目から有効な薬です。