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年末年始の休診

市内の医療機関が一斉に休診になっている。総合病院では多くの患者さんが正月の救急体制のため退院を求められる。2015年は1月5日から医療機関は一斉に始まる。12月31日から1月4日まで姫路の場合は休日夜間急病センターが稼働している。寒い上にインフルエンザウイルス感染症が蔓延しているため救急医療は何処も戦場だと思います。今日、交代勤務の方が麦粒腫でお越しになった。医療のシフトワーカーには正月は無い。むしろ割増賃金がつく正月思いっきり働いて後で休むのも一つです。私も研修医で救急部をローテーションをしていたとき正月思いっきり働いた。救急部以外は正月働いても代休もない。旧県立奈良病院産婦人科の医師の問題で高裁判決が出ていました。医師の夜間勤務は残業扱いというのが私の思いです。待機時間も労働時間というのも他業種では当たり前のことです。当直とは仕事をしてはいけないが診療拒否という言葉がことをややこしくする。普段は使わないベガモックス点眼液を処方した。休日夜間急病センターにはクラビト点が液眼液しかないためです。WLBを考える医療従事者は多い。無理して働かない。まじめに働き訴訟に巻き込まれたり怒鳴られたり患者さんにマナーつまり質の低下というかコンビニ受診する人はある。年末年始の地雷疾患といえば急性喉頭蓋炎と心筋炎です。急性喉頭蓋炎は呼吸が困難だがのどに所見が少ないそうです。心筋炎は小さなお子さんや年末働きすぎたりして抵抗力が低下した人を襲います。成人とは限りません。他の医師が診断をしたのは見たことはありますが私自身には経験はありません。どちらも診断が難しくかつ治療も難しい。インフルエンザウイルス感染症やRSウイルス感染症が大流行するこの冬は増えるかもしれません。地雷疾患とは医療側の言葉ですが本当に心筋炎と急性喉頭蓋炎は怖い。