抗コリン作用がある薬は前立腺肥大症・閉塞隅角緑内障・心臓病には処方してはいけません。胃薬のコランチルやブスコパンもおなじです。放射線科で胃カメラやバリウムで胃透視や注腸検査をする前に必ず問診します。年末にくしゃみが出る患者さんに前立腺肥大症があるとわかっているのに麻黄附子細辛湯を処方した。血管運動鼻炎かアレルギー性鼻炎と考え間黄附子細辛湯を処方した。麻黄は一般に前立腺肥大症には使ってはいけないが麻黄附子細辛湯なら附子が入っていてほじんするから良いと漢方の世界では言われているが麻黄附子細辛湯カプセルでも尿閉が起こった。この方尿閉がPL顆粒でも起こったそうです。患者さんの信頼を失ってしまいました。代わりの処方は牛車腎気丸です、八味地黄丸に牛膝と車前子を加えています。牛膝は活血作用と引血下降と言ってベクトルを下向きにします。車前子も下向きのベクトルです。このブログは多くの医療従事者と製薬メーカーの方がご覧になっているからカプセルのメーカーさんが飛んでお越しになりそうです。ところで前立腺肥大症に用いるのタダラフィルは主としてcGMP阻害薬として働く。cGMP分解を行うPDE5阻害薬です、CAMP阻害薬として血流改善作用があります。ただ処方する人には縛りがあります、どなたにでも処方できない薬です。心臓が悪い人に使えません。外国ではタダラフィルはアドシルカという名前で肺高血圧症の薬です。アンチエイジングにも使えるかもしれないようです。しかし、高齢社会です、社会福祉・医療費抑制と新聞にも大きく書いてあります。海外ではお金もちが若返りの薬つまり不老長寿の薬として服用しているそうです。しかし心臓の色々症状が出る人もおられで気味が悪い。