イノバン4Aと5パーセントブドウ糖250mlを昔研修医の時救急救命センターでよく用いた。血圧が下がり尿がでなくなったとき頻用されていました。よくわからないが5から15滴で調節していた。15滴を超えると頻脈になる。しかし利尿効果を期待して5滴ぐらいを用いることがあった。もう時効だと思います、頼まれてスポットで入った病院でカコージンという薬が重症の多くの患者さんに使われていました。これもドーパミン製剤でした。なんと精密微量点滴ではないのです。一時間に5滴から10滴落とすようにされていました。小児用輸液セットをつないで精密微量点滴です。今はそんな面倒なことをしなくてもドパミンという存在がある。イノバンやドブトレックスは延命治療として終末期医療にも用いられるようになっているようです。療養型病棟で患者さんを看取るときあっけなくなくなるより少しでも生きてほしいと思えばドーパミン製剤を用いるようです。そんな時イノバンやドブトレックスを用いなくてもバッグとかビギといった溶解された製剤になっているのがドパミンです。