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PCAB

PCABのお話を聞く機会を得ました。私自身胃が悪くなることがないのでお世話になることはないと思います。PCABとはPOTASSIUM COMPETITIVEACID BLOCKERの略だそうです。新しい作用機序のポタッシウム競合型アシッドブロッカーです。今までのネキシウム・パリエット・タケプロンなどのPPIに比べ効果があるそうです。A社・S社そしておとなりの国の会社が挑んだPCABですが我が国のトップ企業がタケキャブとして製品化したそうです。勝負は一年後です。長期処方が可能になったときどうなるかです。今までのPPIと違うところは食事に関係なくつまり胃酸と関係なく効果を発揮するところです。食事に関係なくつまり寝る前、朝の食事前、朝の食事の後などいつ服用しても効果は同じだそうです。CYP3A4で主に代謝される為CYP2C19とは関係ないそうです。日本国内は武田と大塚製薬という国内トップの会社が協力するそうです。ムコスタ錠の大塚製薬と組む一年後にはPPIはタケキャブ錠に変わっているのでしょうね、三分泌抑制の歴史は80年代のH2ブロッカーの登場により手術ではなく内科治療中心から90年代のPPIに至り内服治療および外来治療に至りそしてPCAB時代が来るのでしょうか。