姫路駅前で[にきびに効く漢方薬]という講演会を聞きました。清上防風湯、排膿散及湯、荊芥連翹湯、十味敗毒湯そして月経周期が関与する場合は当帰芍薬散、加味逍遥散、桂枝茯苓丸、桂枝茯苓丸加ヨクイニンを用いる教科書どうりあるいは保険に忠実な内容でした。今月はBPOでにきびが注目されています。にきびでは抗菌外用薬、ディフェリンゲル、抗菌内服薬、そしてBPO,次が漢方薬の出番です。然し、BPOで帰ってにきびが悪化する例が報告されています。海外での40年の使用経験で副作用はないように聞いていましたが、52週間の治験ではわからない、日本人には合わないかもしれません。十味敗毒湯には柴胡が入っています、つまり神経過敏、神経質な方に用います。そして祛風薬の荊芥・防風が入っておりじんましんという風邪を除きます。本来風邪薬である刑防排毒散から日本で作られたのが十味敗毒湯です。十味敗毒湯には桜皮が入っている会社と撲樕が入っている会社があります。どちらも日本独自の生薬です。にきびは女性のみならず男性にとっても深刻な悩みです。にきびには私ならもっと違う処方をします。