ステロイド外用薬を塗ると治るのが湿疹です。私のところでは何とか漢方薬でとステロイド外用薬を忌避する方が多い。そして皮膚が黒くなるのは適切なステロイドを塗布しなかったからであると説明し、患者さんは当たり前のことにびっくりします。色素沈着は取れると皮膚科でいわれたがいつ取れるか、いつかは取れますよとお話しします。最近皮膚が乾燥しているからでしょうか?空気が乾いているからでしょうか、皮膚の異常を訴える患者さんが多いです。ところでスキンケアに用いる化粧品と薬の違いは何でしょうか。成分が薬では決まっています。セラミドが入れば薬ではありません。妊娠中や授乳中に食事制限をお母さんがしてもアレルギーマーチは防ぐことはできません。そして今経皮感作という概念が広まった。表皮角層の天然保湿因子NMFの低下とNMF産生の原料となるフィラグリン遺伝子異常が多いことが常識となって久しい。FILAGLIN POINT MUTATIONについて初めて聞いたのは8月のアレルギー学会の専門医講習会でした。名古屋の大学の皮膚科の教授だった。たいへんまとまった話でびっくりした。そして感動した。ステロイド外用薬を塗布するなら1FINGER-TIP-UNITは軟膏やクリームの量決めるためにもっともらしく使われています。