来年度になったら、生後二カ月で皮下接種が3種類、3カ月で4種類の皮下注射の定期予防接種が始まることが財源の確保ができれば確実視されています。さらにはロタウイルスのワクチンが任意接種で経口接種されます。ホテルオークラ神戸で小児ワクチンフォーラムin神戸に参加しました。兵庫医科大学の学生時代小児科の講師をなさっており講義を受けたこともある熊谷直樹先生がロタウイルスの演題で座長の労をおとりになっていました。熊谷先生は30年前とほとんどお変わりがありませんでした。小児科医ばかりの中で貴重な講演を拝聴しました。日常診療に役立つように一生懸命聞きました。昨年、県医師会での開業後の担当理事の指導でも自費診療ありますか、自費のカルテを見せてくださいと言われました。眼科で予防接種の自費カルテ初めて見たと何度もペラペラ持参したカルテをご覧になっていました。B型肝炎ワクチンの抗体は大人になってから接種してもなかなかつきません、いちど消えてもいったんついたらMEMORYが残るとの新しい考えが普及してきています。B型肝炎ワクチンは来年度からの0歳児での定期予防接種化の最終段階に来ています。遺伝子型がビームゲンとヘプタバックスⅡでは異なり日本でも遺伝子型が欧米に近づいているようです。血液はもちろん、涙、汗、唾液、精液などから水平感染するため思春期前の接種を求める声もあったそうですが0歳児での定期接種化が有力です。ロタウイルス感染症はほぼ全員が感染し発展途上国ではなくなることが多々ある病気だそうです。ワクチンは経口です、吸啜反射なのでしょうか、一生懸命飲まずに戻そうとします。ロタウイルスは変異するため流行を予測することが困難なため5価ロタテックが良いそうです。MMRワクチンは無菌性髄膜炎の副作用が過去に日本で発生したためおたふくの定期予防接種化は遠いようです。先週は2日にわたり小児科の先生に混ざりワクチンの講演を拝聴いたしました。