建中湯類は飲みやすい漢方薬です。子供とご老人に良く用います。とくにセンノサイドを用いないで便秘が良くなるので習慣性がなく使いやすい。主薬の膠飴は麦芽糖である。マルツエキスとして販売している。こどもの方が何でも案外漢方薬を美味しいとおっしゃるようです。こどもには人参は不要だと聞く。膠飴で滋養するのが良い。芍薬で緊張をとる。シルバーウイークに小児東洋医学会へ行ってきました。名古屋では白内障学会も開催されていました。子供に人参のような元気そのものを補う薬は良くない。それよりも水あめで元気をつける、さらには夜尿症も治してしまう。東洋医学の考え方はさらに漢方薬の魅力は小児科領域で発揮されるのかもしれません。芍薬と甘草は配合された方剤すべてアドレナリン抑制系を選択的に活性化するそうです。さらには拮抗バランス、循環システムを果然するそうです。芍薬の量が異なる3つの方剤が桂枝湯では風邪、桂枝加芍薬等では過敏性腸症候群、桂枝加桂湯では精神不安を直すのです。建中湯類はさらには当帰建中湯、黄耆建中湯へと派生してゆきます。飲みやすい漢方薬ですがそれでも服用できませんと言われることもある。