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NSAIDsが効かない痛み

非ステロイド消炎薬NSAIDsが効かない痛みには何があるか、心の痛み、子宮頸がんワクチンの痛みで有名になったCRPS。CRPSには戦々恐々です。2から3歳の子供の皮下脂肪ムチムチの欠陥を探して採血針を刺したら血液が出てくると思っておられる保護者がとても多い。しかし大人も子供も神経と血管が帆走しているから意外と問題が多いようです。子供はいったん刺さったら大丈夫ですがあまり特に乳児は採血したくない。そしてオピオイドしか効かない痛み。いろいろある。モントリオール宣言で人は皆適切な痛みの治療を受ける権利がある。侵害受容体疼痛は組織損傷の痛みです。侵害受容体疼痛は感覚障害がなくずきずき重苦しい痛みを主訴としてNSAIDsが有効です。神経障害性疼痛は感覚障害がありピリピリ・びりびり・ヒリヒリと訴える痛みでNSAIDs無効の痛みです。プレガバリン・オピオイド・抗うつ薬が有効とされます。感作されるとはアレルギーの用語と思っていました。疼痛の世界でも使われています。痛みの感作により痛みは広がる。疼痛治療は難しい。オピオイドもかつての注射治療からプライマリーケアでも施行できる治療に変化しています。慢性疼痛の治療は大きく変わりました。