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五苓散とアクアポリン

五苓散は利水剤です。水の偏在をただすところが利尿剤とは異なります。五苓散のお話を台9回と第13回小児漢方臨床懇話会と第43回小児東洋医学会で拝聴しました。わたし自身は五苓散はそれ程用いません。多くのMRさんが眼科だったら柴苓湯使いますか?とたずねられます。柴苓湯は五苓散と小柴胡湯の合剤です。五苓散とAQPを研究しておられる現東京理科大学薬学部磯濱洋一郎教授を知ったのは第9回小児漢方懇話会でした。五苓散には白朮五苓散とそう朮五苓散があります。どちらが良いかと話題にする便秘になる人がおられるからです。メーカーもあります。蒼朮なら利水作用、白朮なら補気があります。作用に違いがあるかどうか?五苓散は慢性硬膜下血腫で使われるようになっており。、小児科領域の嘔吐・下痢では注腸や座薬として広く用いられているそうです。AQPは粘膜皮膚ASTROCYTEつまり星状膠細胞にもあるそうです。これらの場所は生体防御反応の場所です。AQP3が水の吸収AQP5が水の分泌だそうです。さらにはこの世には低気圧が接近するのがわかる人がいる。この型の頭痛にも五苓散が良いと古く百合会が発表しています。気圧変化により増悪する病気には気管支ぜんそくもある。五苓散は気圧の低下速度に関係するのかそれとも絶対値かとのお話を聞きました。誰か研究テーマにすると面白いと思います。