配糖体ってご存知ですか?漢方薬の構成生薬に多く含まれる配糖体のはなしを古くから拝聴していた元S薬科大学薬学部教授が姫路にお越しになるというので楽しみにしておりましたが体調不良で急きょ演者変更になりました。元教授のお話は初めて拝聴したのは15年ぐらい前、故広瀬滋之先生の三河湾漢方セミナーでも聴いた。2年連続で他メーカーの講演会で拝聴しましたから質問がしたかっただけです。甘草に含まれるグリチルリチン(GL)が腸内細菌でグリチルレチン酸GAに代謝されるそして血液中ではGAとして存在します。GAは尿中には排泄されないそうです。このGAがPSEUDOALDOSUTERONISMの原因と考えられています。漢方薬の有効成分としての配糖体は腸内細菌により加水分解という代謝されるからアグリコンとして吸収される。空腹時に投与することで速やかに腸管に運ぶことが重要であるとされてきました。そして漢方薬は食前または食間に投与なっているようですと。しかし、それならば五苓散が嘔吐下痢にそして麻黄湯や葛根湯がすぐ効くことが解釈できません。配糖体はそのままの形態で吸収されることもあるし消化酵素による加水分解もありますこの講演は。漢方薬のつまり中成薬注射が中国で行われているそうです、腸内細菌が関与するなら中成薬の注射は説明できない。