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漢方診療でお越しの患者さん

漢方薬が欲しいと電話がかかりお越しくださいと受付が答えた、お越しになった方は自ら一つ一つお話ししましょうかといわれた。主訴は耳鳴です、どうも漢方専門医と精神科や心療内科のようにお話を長く聞くと診療報酬で加算がつき優遇される診療科と勘違いされたようです。耳鳴りはなかなか治らないだから耳鼻咽喉科が込んでいるんですよとお伝えしましたその後お越しにならない。薬はプラセボでも30パーセント有効です、お話を聞くだけでよかったかもしれません、患者さんが込んでいたので耳鼻咽喉科よりも話は聞きました。漢方薬だけを処方している患者さんにはいろいろおられる、眼科はよそに行っている人、私がすべてと言いて下さる方、本当にいろいろで一回限りの人も多い。白内障で視力が落ちている人がおられました。眼鏡店でメガネを作ったら変わらない、眼鏡店で変わらないというと眼科へ行けと言われたそうです。視力が0.1しか出ない、白内障の手術をするしかない。最近初診でお越しの患者さんはマイスリーを一度に6錠もお飲みになったことがあるそうです。いきなり漢方薬では無理です、向精神薬ではないベルソムラをまず加えました。肩がパンパンに張っていたのでわきから攻めてゆくと伝えましたがベルソムラが漢方薬ではないとお判りでしょうか。挙児希望で遠くの薬局漢方を使われていた方は芎帰調血飲第一加減が処方されていた薬です、コタローの匙クラブでお願いするか医療用なら当帰芍薬散と桂枝茯苓丸の合法です。これで妊娠するなら苦労はしない。駆瘀血・補血・利水ですからね。信頼が得られたら思い切って処方を変えたい。毎日いろいろな方がお越しくださる。ある漢方メーカーさんが久しぶりにお越しくださった、4カ月ぶりです。西日本どころか東海地区から西をすべて担当しているからびっくりです。