検診でオールAをとるためにというタイトルでの講演を依頼された。むずかしい。ロコモしませんかというお話をさせていただきました。毎日仕事づくしの職場ですからロコモと言ってもお若い従業員にはわかりません。骨も筋肉も40歳代から落ちてゆく。7つのロコモチェックとして片足立ちで靴が履けない、家の中で滑ったりつまずいたりする、階段を上がるのに手すりが必要だ、横断歩道を青信号で渡り切れない、15分続けて歩けない、2キログラムの買い物をして持ち帰るの困難だ。人類が経験したことがない未曽有の超高齢社会を見据えてロコモテイブ症候群は生まれました。ロコモは運動器の障害です。骨粗鬆症、関節リウマチ、変形性関節症、脊柱管狭窄症などがあります。今まで健康だったけど太りすぎはもちろんやせすぎや運動習慣がない生活、スポーツのやりすぎによるケガ活動量の低下などに注意しましょう、いつまでも若くはないんだというお話をいたしました。骨量のピークは20から30歳代と意外に早い。移動機能の低下が要支援・要介護につながります。皆さんは若いしかし例外なく廊下はやってくるというお話をさせていただきました。上場企業に勤める若者のこころにどれだけ響いただろうか。