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臨床試験について

臨床研究いろはにほというタイトルの本を書いておられる先生のご講演を聞く機会を得ました。臨床研究の読み方とらえ方についての話です。COIについて講演会の演者が提示するスライドです。COIは対等な関係でないといけないそうです。ヒトには無数のの利害関係が存在する。メタ解析が行われ始めて40年です。UROKINASEは1980年代にメタ解析でその有効性が認められたそうです。また解析はあてにはならないそうです。ではどのように論文を読んでゆけばよいか?東京大学の山崎力先生おすすめです。まずはタイトルを読む、次にイントロダクションの最後の段落を読む、DISCUSSIONの最後の段落を読む、図表を読むがRESULTSは読まなくてよい。と私のノートには書き写している。臨床試験は大規模な方が良いかといえば必ずしもそうではないそうだ。一連の臨床試験での不祥事は臨床試験についての解釈を医学部では学ばないからです。騙されない論文の読み方をするには医学部を目指すものは英語力をつけなければならない。そして対象患者さんが大きいことが良いとは限らない。第3相試験が終わってから承認審査が行われる、そしてPMDA医薬品医療機器総合機構が薬として承認するそうです。